NHK栃木県のニュース 宇都宮放送局
２種類の昆虫が県内で絶滅か
栃木県は河川敷などの草地に生息する「ヒメシロチョウ」と水路などに生息する「コガタノゲンゴロウ」の２種類について県内では絶滅したと認定し県版の「レッドリスト」に掲載しました。
栃木県は絶滅のおそれがある野生の動植物を記載する県版の「レッドリスト」について６年ぶりに見直し作業を進めてきました。
その結果、白い羽の先の黒い点が特徴のシロチョウ科の「ヒメシロチョウ」は、３３年前と９年前に１匹ずつ確認されていましたがその後は見つかっていないことがわかりました。
また、ゲンゴロウ科の「コガタノゲンゴロウ」は、５０年近く確認されていません。
このため栃木県はこの２種類は県内では絶滅したと認定し県版の「レッドリスト」に掲載しました。一方、絶滅したとされていたサクラソウ科の「トウサワトラノオ」は、４年前、下野市で生育が確認され「絶滅」から絶滅のおそれが増している「絶滅危惧２類」に
変更されました。
今回の改訂で県版のレッドリストには、絶滅のおそれが高くなった１４７の動植物が新たに加えられ栃木県はリストをホームページで公開し、保護を呼びかけることにしています。
05月26日 12時29分
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