陸山会土地購入事件 水谷建設元会長が出廷、裏金の授受について「わからない」
民主・小沢一郎元代表の資金管理団体の土地購入をめぐる事件の裁判で、検察側が、小沢氏側に1億円の裏金を渡したと主張する中堅ゼネコン「水谷建設」の元会長が証人として出廷し、裏金の授受について「受けた報告と違い、わからない」と述べた。
水谷元会長は、「すべて記憶に基づいて話しています」などと話した。
検察側は、衆議院議員の石川知裕被告(37)ら元秘書2人に水谷建設からあわせて1億円の裏金が渡ったと主張し、石川被告らは全面的に否定している。
24日の裁判に証人として出廷した水谷建設の水谷功元会長は、「裏金が本当に渡ったのか」との問いに、「受けた報告と違いがあり、わからない。その場に立ち会っていないので不明な点がある」と述べた。
一方、胆沢ダム工事受注のため裏金を手配し、東京に持っていくよう当時の役員に指示したことを認め、裏金を渡したと証言した元社長から、「『1億円ぐらい提供する』と聞いた」と述べた。
(05/25 02:51)