イスラエル空爆のシリア施設、「原子炉の可能性大」=IAEA

2011年 05月 25日 14:05 JST
 
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 [ウィーン 24日 ロイター] ロイターが24日に入手した国際原子力機関(IAEA)の報告書で、2007年にイスラエルが空爆したシリアの施設は原子炉だった可能性が非常に高いと指摘されていることが分かった。

 米国はこれまで、イスラエルが空爆した施設について、北朝鮮の支援を受けて秘密裏に造られた原子炉で、核兵器開発を目的に建設されたとの見解を示していたが、IAEAの報告書はそれを裏付けるものとなった。

 一方で、シリアは核兵器開発を否定し、IAEAがシリアではなく、核兵器を申告していなかったイスラエルを調査すべきだと主張している。

 欧米諸国は6月6―10日に行われるIAEAの定例理事会で、シリアの核問題について協議し、国連安全保障理事会に報告する見通し。

 
 
 5月24日、国際原子力機関が、2007年にイスラエルが空爆したシリアの施設は原子炉だった可能性が非常に高いと指摘した。写真は爆撃を受ける前(上)と後の同施設の衛星写真。2007年8月撮影。DigitalGlobe提供写真(2011年 ロイター)
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