サミット花道
サミットが終わった。環境サミットといわれたがG8と中国、インドなどの新興国の意見の違いが明らかになっただけ。議長国として、せめて一人当たりの二酸化炭素排出量を現在の世界平均の4トンから2トンにするという共通目標を提案すべきだった。また原油の高騰、穀物の高騰など投機的動きに対する国際的な対応も打ち出せなかった。残念ながら福田総理は議長としての役割を果たせたとはとてもいえない。
この間、福田総理がテレビに出ると口はパクパク動いても、無声映画を見ているようで何も伝わってこない。諫早干拓の水門開放を求める裁判に対する控訴の決定も、総理は逃げてしまった。これ以上総理を続けて晩節を汚すよりも、サミットを花道に辞職することをお勧めする。