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海水放射線、64地点で通年調査 福島県、漁業の安全性確認

 福島県は24日、海水の放射線モニタリング調査を始めた。国と協力して県内の漁港や海岸から近い沖合など計64地点で通年で行う。年間の調査回数は延べ約1000回の予定。沿岸漁業の出漁期を迎える中、海域を航行する船舶の安全性の確認などが狙い。
 初日の24日は小名浜漁港などで実施し、今後地点を拡大していく。相馬、小名浜の両港では週2回、表層の海水を採取し調査する。釣師浜や久之浜など10漁港では月1〜2回、調べる。
 北は新地から南は勿来までの各沖合の調査は20地点で月1回、7メートル、10メートル、20メートルの深さごとに海水を採取。さらに沖合の18地点では海底土壌の調査も行う。
 海水採取は県の調査船「拓水」が行い、原子力センター福島支所などで分析する。県は「国と東京電力が実施している105地点の調査と合わせて海水への放射線の影響を把握したい」としている。


2011年05月25日水曜日


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