事件【東日本大震災】「氷が足りない」魚市場苦悩 +(2/2ページ)(2011.5.25 22:09

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【東日本大震災】
「氷が足りない」魚市場苦悩 

2011.5.25 22:09 (2/2ページ)
魚市場の再開は、魚の鮮度を保つための氷をどう確保するかがカギを握る=岩手県大船渡市(渡辺陽子撮影)

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魚市場の再開は、魚の鮮度を保つための氷をどう確保するかがカギを握る=岩手県大船渡市(渡辺陽子撮影)

 佐藤さんは「今はまだ漁船が少なく表面化していないが、今後、各市場や生産者の立ち直りを大きく左右する問題。努力はするが、どこまで対応できるか…」と言葉を濁す。

 同市場では、他の市場との間で予想される“氷争奪戦”に向け、市や製氷業者と対策を検討。新たな入手ルートを探すほか、買い付けた氷を今から水産加工品貯蔵用の冷凍倉庫にため込む“苦肉の策”も業者と交渉中だ。

 一方、来月中の再開を目指す気仙沼魚市場(宮城県気仙沼市)も、8月までに300トンの水揚げを見積もるが、必要な氷を確保できるメドは立っていない。

 市場関係者は「早ければ6月の鮮ガツオの水揚げにも影響が出るかもしれない。目の前には豊かな漁場があるのに、もどかしい」と苦悩を深めている。(渡辺陽子)

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魚市場の再開は、魚の鮮度を保つための氷をどう確保するかがカギを握る=岩手県大船渡市(渡辺陽子撮影)

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