【北京、上海共同】25日付の共産党機関紙、人民日報などによると、中国の長江(揚子江)中下流域で1月から記録的な干ばつが続いており、上海市をはじめ安徽、江蘇、湖北、湖南、江西各省などの平均降水量は1954年の観測開始以来、最低を記録した。
中国紙、東方早報などは、長江の水量減少で、河口に位置する上海市で水不足の危機が迫っていると報じた。農作物や市民生活への影響が懸念されている。
干ばつ対策や船の航行の安全確保のため、長江中流にある世界最大級の「三峡ダム」(湖北省)は20日から放水量を増やしている。