気象庁が拡散予想を終了 IAEAの連絡で気象庁は25日、国際原子力機関(IAEA)からの要請を受けて作成していた福島第1原発からの放射性物質拡散予想について、IAEAから「要請を終了する」との連絡があったことを明らかにした。同庁は新たな要請が来るまで、予想の作成はしない。 IAEAは、終了の理由を明らかにしていないという。 気象庁の予測は、世界各国への影響を把握するためIAEAが要請。東日本大震災が発生した3月11日から1日1~3回、最近は週に3回程度予測しIAEAに報告しており、政府の指示で4月5日からは同庁ホームページで公表していた。 ただ、予測の基礎的なデータは「72時間に1ベクレルのヨウ素131が放出」などと仮定の数値を使っているため、濃度などは実態を反映していないとしている。 同庁によると、IAEAからの連絡は23日夜にあり「状況に変化のあった場合は、あらためて要請する」との内容。 【共同通信】
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