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華王錦、新十両に「10年かかり…胃が痛い」

 日本相撲協会が25日、十両昇進力士を両国国技館で発表した。

 この日86歳となった祖母テツノさんに、最高のバースデープレゼントだ。「おばあちゃんにはずいぶん待たせてしまった。たまたま今日、おばあちゃんの誕生日なんです。いいプレゼントになりました」。おばあちゃんっ子を自任する華王錦は満面に笑みを浮かべた。

 東洋大出身の苦労人。32歳9カ月13日(6月27日の番付発表日)での新十両は戦後3番目の高年齢で、学生相撲出身では戦後最高齢での新十両となる。所要60場所での新十両も、学生相撲出身では最も遅い出世だ。

 「朝、電話をいただいてようやくなれたんだなと。10年かかりましたけど、胃が痛いです。みんなにラストチャンスだと言われながら長かったですから。10年を思い出すと、胃が痛いです」。晴れがましい席で、最後まで笑顔が絶えなかった。

(2011年5月26日)

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