(cache) 「仮設住宅の悩み相談を」 柏崎市、心のケアセンター開設へ
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     仮設住宅への引っ越し作業を手伝うボランティアたち=15日、新潟県刈羽村
     新潟県中越沖地震で被災した柏崎市などで仮設住宅への入居が本格化したが、環境の変化や将来への不安からストレスがたまりがちだ。市は「心のケアセンター」を設ける方針で、担当者は「悩みは気軽に相談を」と呼び掛けている。  阪神大震災や2004年の中越地震では、不眠や不安からアルコール依存症やうつ病になった人のほか、自殺者も出た。柏崎市元気支援課の吉田ふさ子課長代理は「狭い仮設住宅で家族がお互いに我慢して生活するのは強いストレス。住宅再建などで経済的な不安も大きい。絶対に自殺者を出してはいけない」と話す。  阪神大震災で「孤独死」が多かった教訓から、市は入居者を地域ごとにまとめた。同課は8月下旬、仮設住宅の全世帯を回って、家族構成や健康問題などを聞き取り調査し、専門家が相談に乗る「心のケアセンター」を開設する予定だ。
      【共同通信】