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【芸能・社会】

浪江、双葉の住民が一時帰宅へ 初めて20キロ圏内に

2011年5月26日 09時58分

 福島第1原発事故で立ち入り禁止となった半径20キロ圏の警戒区域に一時帰宅などで入るため、福島県浪江町と双葉町の避難住民が26日、区域外に設けられた中継基地2カ所で手続きを始めた。

 第1原発の地元、双葉町の住民が警戒区域に入るのは初めて。原発から5キロほど離れた3地域約30世帯の約60人が対象。一方、津波の犠牲者が多い浪江町は、海岸近くの4地域約70世帯の約120人が対象。

 浪江町によると、4地域では家屋のほとんどが流失したり損壊したりしているため、住民の大半は自宅に立ち寄らず、犠牲になった町民約50人を慰霊。

 一時帰宅は、双葉町、大熊町にまたがる第1原発の半径3キロ圏内、さらに3キロ圏外でも放射線量が高い地域はいずれも対象外となっている。

 双葉町の住民の多くは役場機能の移転先、埼玉県加須市の廃校に避難。今回の一時帰宅は福島県猪苗代町に避難している住民が中心。

(共同)
 

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