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【プロ野球】

貧打巨人3戦連続1点 投手は開幕33戦完投なし

2011年5月26日 紙面から

5回裏2死二塁、藤村の適時打で本塁へ向かう二走大田

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◆ソフトバンク2−1巨人

 これじゃ勝てない。貧打の巨人が3試合連続の“1点負け”。大田、藤村の若手1、2番が計5安打と気を吐いたものの、得点は5回に2人の長短打で奪った1点のみ。借金は14日以来の2。原監督も「彼らが機能しないとこうなる」と不振の中軸に敗因を求めた。

 初回は大田、藤村の連打から1死二、三塁としたが、ラミレスと阿部が凡退。5回も大田の初長打と藤村の適時打で1点を返したものの、続く坂本が三振。合わせて年俸1640万円(金額は推定)の若武者コンビが奮闘しても、年俸総額10億円超の中軸が無駄にしてしまう。24日に休日召し上げの強制練習を課した効果は出なかった。

 今季33試合のうち1点以下は約3分の1の10試合。3点以下は21試合。本塁打は5試合連続で出ていない。昨年は3試合連続アーチなしが最長だったのに、東京ドームでもバットは湿り、得意の一発攻勢もできない。投げては球団ワーストタイとなる開幕33戦完投なし。投打にわたってさえない状態が続いている。

 そんな中で指揮官が手本に指名したのは、大田だ。相手先発の和田は初スタメンの昨年6月12日に3打数無安打と封じられ、「間違った方向に進んでいる」と“全否定”することになった因縁の相手。その左腕から初の複数安打で成長した姿を見せた。「一発でしとめた思い切りの良さは今の巨人に必要」と中軸にも積極性を求めた原監督は「明日(26日)は打線が爆発するでしょう!」。大田がその起爆剤になれば、言うことなしだ。 (井上学)

 

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