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【プロ野球】山崎交流戦トップタイ41号 40歳シーズン以降は99号2011年5月26日 紙面から
◆楽天6−6横浜連敗脱出はならなかったが円熟のアーチをぶっ放した。2点を追う4回1死一塁。楽天の4番・山崎が6号同点2ラン。横浜・須田のスライダーをすくい上げると、打球は91メートル先のフェンスを悠々と越えた。 「第1打席で打った併殺打もスライダー。残像が頭に残っていた。何とかしばきたいと思っていたところに甘い球が来たね」。山崎が細い目をさらに細めた。「真っすぐ狙いだったけど、スライダーもあるかと思っていた」。前の打席の配球を分析し、頭の中で狙う球種の割合を整理した。 この1発は交流戦通算41発目。村田(横浜)に並びトップだ。40歳シーズン以降での通算本塁打は99本となり、門田博光の133本に次ぐ2人目の“オーバー40、100発”にリーチをかけた。それでも山崎は「ホームランの数はあんまり関係ないけど勝ちたかったねえ。きょうも(4回に4点を挙げ)久々に逆転するいい形になった。勝てていればいい流れになったんだけど」と顔をしかめ、勝利を逃したことを悔やんだ。 これで今季20打点。楽天は今季最多タイの6点を挙げても計82得点。その約4分の1を一人でたたき出している。星野監督は「うちの得点は12球団断トツの最下位だろ。打点は山崎ばっかりだ」と独特の言い回しで感謝するが、山崎は悔しさいっぱい。「勝てんなあ。勝つのは難しい。引き分けるのでいっぱいだった。あしたは何とか勝ちたい」と繰り返していた。 (後藤慎一) PR情報
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