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【芸能・社会】

大島優子 首位発進 AKB48 第3回総選挙速報

2011年5月26日 紙面から

速報が発表され、ファンに感謝のあいさつをする大島優子(左から5人目)ら=東京・水道橋のJCBホールで

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 人気アイドルグループ「AKB48」の22枚目シングル(タイトル未定、8月発売予定)を歌唱する選抜メンバーをファン投票で決める「第3回AKB48総選挙」の速報結果(上位40人)が25日、発表された。昨年1位の大島優子(22)が1万7156票を獲得してトップの座に。連覇に向けて好発進となった。今回は中間発表はなく、最終結果は6月9日に東京・日本武道館で発表される。

 恒例の熱い戦いの火ぶたが切られた。東京・水道橋のJCBホールではこの日のコンサートの終了後、東京・秋葉原のAKB48劇場と音声中継を結び、同劇場の支配人が結果を読み上げ、40位から順にボードに掲示された。出演したメンバーらはステージ上でかたずをのんで結果を見守った。

 今年は過去最多の150人が参戦。AKB48の68人に加え、名古屋・栄が拠点のSKE48から57人、初参戦となる大阪・難波発のNMB48から25人が熱いガチンコ対決を繰り広げる。

 昨年、わずか567票差で前田敦子(19)から1位をもぎ取った大島。今年もやはりこの2人が3位以下と大差をつけ、704票差でトップの座を争う形のスタートとなった。2位に前田の名が読み上げられた瞬間、JCBホールでは、他のメンバーが「(1位は)優ちゃんだ!! おめでとう」と祝福。大島も自分の目で1位を確認した後、ファンに向かって10秒近く深々と頭を下げた。

 「まだ速報ですから」と謙遜しつつ、大島は「40位から得票数がとんでもないことになっていて、皆さんにどんなに感謝してもしきれません」と、メンバーを代表してあいさつした。

 最終結果の上位12人が「メディア選抜」、13位から21位が「選抜メンバー」、22位から40位の19人は「アンダーガールズ」となる。

◆速報結果分析

 速報結果で目立ったのは、SKE勢の大躍進だ。昨年の最終結果でトップ40入りした松井珠理奈(14)と松井玲奈(19)、高柳明音(19)、大矢真那(20)、矢神久美(16)に、今年は須田亜香里(19)、秦佐和子(22)、木崎ゆりあ(15)が新たに加わり、計8人が名を連ねた。

 最新シングル「バンザイ!Venus」がオリコンチャートで初の1位を獲得し、メンバー全員が出演するピザハットのCMが全国で放送されるなど、その人気が全国区になったことを証明した。

 AKBでは、へたれキャラで人気の“さしこ”こと指原莉乃(18)が、昨年の19位から、メディア選抜圏内の7位に飛躍。3人組の派生ユニット「フレンチ・キス」でも活躍する柏木由紀(19)も8位から3位に上がった。昨年、研究生からチームKに昇格し、4人組ユニット「Not yet」のメンバーにも選ばれた横山由依(18)は、昨年の40位圏外から17位にランクインした。

 一方でソロデビューした板野友美(19)は4位から8位、最年長の篠田麻里子(25)も3位から6位へと順位を下げ、ファンから驚きの声が上がった。今後の巻き返しが注目される。

 また、初の総選挙となったNMB48からは、山本彩(さやか=17)と、渡辺美優紀(17)がトップ40入りした。

 

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