ボクシングのWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(22)=井岡=の初防衛戦が、8月上旬に関西での開催が有力となったと25日、父でプロモーターの一法氏が明らかにした。関東で行うプランもあったが、大観衆を収容できる会場が空いておらず断念。来週中にも正式発表する見込みだ。
一翔は「やれるならどこでもやります」と言い切った。初防衛戦の期日、開催地がなかなか決定しない現状にも「挑戦者ならヤキモキするかもしれないが、王者側なんでそういう気持ちは全くない」と平然。相手は同級1位エルナンデス(メキシコ)に決まっており、「どっちが強いのかっていう興味しかない」と笑みを浮かべた。
この日は24日から2泊3日で行っている和歌山・白浜キャンプを公開。当地ではプロデビュー以来必ず試合前に訪れ、砂浜やゴルフ場を走り込んでいる。今回は世界王者となって初めて訪れ、宿泊施設では刺し身の舟盛りがサービスされるなど、“王者対応”で歓迎を受けた。「この白浜を終えると『試合だ』って気持ちになる」と力を込めた。
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