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【静岡】

伊豆市産・茶の生葉、379ベクレル セシウム規制値を下回る

2011年5月20日

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 静岡県は19日、茶葉に含まれる放射性物質を測定する定期調査で、伊豆市産の茶の生葉から、1キロ当たり379ベクレルの放射性セシウムを検出した、と発表した。県内で最大の検出量だが、国の暫定規制値500ベクレルを下回っており、調査を担当した県危機管理部は「健康への影響を心配するレベルではない」としている。

 調査は、文部科学省からの委託などにより毎年実施。今回、県危機管理部は5月6日から10日にかけ、県内4市で採取した茶の生葉を調査し、各地の最大値をまとめた。

 その結果、伊豆市産以外では、牧之原市産で1キロ当たり90・1ベクレル、御前崎市産で77・7ベクレル、磐田市産で45・7ベクレルの放射性セシウムを検出した。伊豆市産は9日に採取した。

 神奈川県産の茶葉から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたのを受け、静岡県は今回の定期調査とは別に5月2日から15日にかけ、伊豆市を含む県内17市町、18地区で茶の生葉を採取し緊急調査を実施。この時の放射性セシウムの最大検出量は、静岡市清水区産の138・7ベクレルだった。一方、今回の4市では生葉に暫定規制値のない放射性ヨウ素も0・37〜2・34ベクレルとわずかに検出され、伊豆市が最も多かった。これまでの県の調査では、伊豆市と牧之原市では検出されていなかった。

 

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