周南市議会が上関原発反対の意見書を提案へ
（山口県）

上関から３０キロ圏の市議会が声をあげる。周南市議会は上関原発の建設中止を中国電力に申し入れるよう県に求める意見書案を２７日の臨時会に提案することになった。これは周南市議会の会派代表者会議で全会派一致で申し合わせたもの。意見書案では「周南市の一部が上関原発の建設予定地から３０キロ圏内に入っていて風向きによっては全市が影響を受けることになる」、「周南市が避難区域になった場合、石油化学コンビナートの工場群が全面停止という事態になる」と述べている。その上で「現状では安全性の確保が困難であり県は中国電力に対し上関原発の建設中止を申し入れるよう」求めている。意見書案は２７日開かれる周南市議会の臨時会に議員提出議案として提案され可決される見通しだ。〆