社会

二井知事“国に正確な主旨伝わらず”
(山口県)
上関原発建設へ向けた海の埋め立て免許に関して大畠国土交通大臣が24日、「国としては関与しない」という考えを示した。これに対し二井知事は「正確な主旨が伝わっていない」として「今後も事務的に協議したい」と述べた。大畠国交相は「50ヘクタール以下の埋め立てについては県の許認可権、50ヘクタール以上は国の許認可権と明確に分かれているから(上関原発の埋め立て)は県の判断だと思う」と述べ、海の埋め立て免許の許認可権について上関原発建設計画へ向けた海の埋め立てが約14ヘクタールであることから「国に許認可権はない」とした。二井知事は6月の議会で「中国電力に交付した海の埋め立て免許について免許の失効などができる裁量権があるのかどうか国に確認し県の考えを説明する」としてい た。今回の大臣の発言を受けて二井知事は「埋め立て法の解釈の問題で主旨が伝わっていない」として「あくまで法律の中でやることだから大臣が解釈して免許を出す場合と知事が出す場合で考え方が違ったら困る。ちょっと私どもの意図が伝わっていなかったかなと思う」と述べた。県では引き続き国と事務的に協議したいとしている。〆
[ 5/25 19:46 山口放送]