Patriotism

　平成２３年５月２５日（水）１９：００から、日本軍「慰安婦」問題の解決をめざす北海道の会が主催して戦時売春婦にお金を下さいというユスリタカリアピールの「水曜デモ」が、札幌駅北口西側出入口（ラーメン時計台前〜階段〜歩道）にて行われた。

　札幌駅北口西側出入口（ラーメン時計台前）は、札幌市道路維持課で所管し、札幌市の使用（占有）許可が必要な場所である。また、歩道は道路使用許可が必要であるし、「デモ」を謳って複数人によるポスターの掲示や拡声器を使用した街宣、ビラ配布行動をとるならば、集団示威運動ということになり札幌市公安条例に則った手続きが必要である。



　予め許可申請が出されていないことを確認していたので、その違法行為の事実証明物件とするため、一部始終を動画撮影すべく１８：４０札幌駅北口噴水前に到着した。到着と共に動画撮影をスタートし、周辺風景を撮りながら人物のチェックをしていた。今回は会としての行動ではなく、私個人の行動であるので誰とも相談や呼びかけ等していない。

　

　にも関わらずである！１８：４５頃、民族派の蒼々たる方々が来られていた。これは凄いと思っていたら、今度は札幌に居ないはずの方が居る。今頃仕事で忙しいはずの人も、いつものメンバーがワラワラと北口に集結した。なんだこれは。と思いつつ記録のためにひたすら撮影を続けた。

　１８：５０頃、ラーメン時計台前に数名のご年配の方々が、プラカードを入れた大きな袋と拡声器を持って登場した。また私たちが休んでいたベンチ横に中年男性２名が居た。会話内容から水曜デモのメンバーだと分かったので注視していたら、ラーメン屋前に合流した。１９時前には１０名になっていた。ちなみにこちらは２０名以上。ビラを配り始めたので何人かがビラを貰いに行った。

　

　私は水曜デモメンバーの行動をしっかりと動画に納めることを優先し、時間の記録と無許可で活動している様子を撮影した。尚、この動画は法的証拠として使用する予定なので、それ以外の目的で使用する場合、無編集でインターネットなどにアップすることはない。特に肖像権の問題があるので、水曜デモメンバーと言えどもしっかりとモザイク処理を施す予定。

　鉄道警察隊（以下、鉄警）Ａが、何を思ったか最初に私に職質をかけて来たので、一瞬でカチンと来てまずはそちらさんに話を聞きなさいと口論になった。目の前では違うメンバーが、それぞれ口論していた。そして気付いたら、周りがえらいことになっていて、あちこちで口論に。とりあえず動画撮影していたら水曜デモのリーダーと思わしき年配の男性の怒声が聞こえてきた。

「なーにが法律だ！法律なんて関係ないって！関係無いって！道路でチラシまきするのに何が許可いるんだ！」

　すかさず、みんなから「いや許可いるから」と突っ込みが入っていたがこの男性は構うことなく怒声をあげていた。道警も１人追加されて２人体制になったが、水曜デモのメンバーを解散させることをしないことから、あちらこちらで口論が起きていたが物理的な攻撃を加える者も加えられる者もなく粛々と大人の口論が繰り返された。１５分ほどで水曜デモは粉砕されスゴスゴと引き上げて行った。北署の方々が数名やって来て事情を聞かれていた。

　一応この怒声を放っていた男性のフォローをしておくと、法律上歩道でビラを配布するのに道路使用許可が必要となるが、大抵の場合は無許可で行われていることが多い。例えば募金活動であるとか、交通安全のビラであるとか。しかし、すでに学術的に決着がついた「慰安婦」問題などという日本を貶めるだけの政治的内容ビラを、黙って配布させるほど人間出来てないので、多くの善良な市民から抗議の声があがるのは自然なことであると思う。

　上記のような理由から、この度は一札幌市民として無許可街頭活動の『水曜デモ』注意行動となった。簡単であるが報告とする。