インターネットで「著作権超侵害中」と宣伝して売った海賊版ゲームソフトの収益を他人名義の銀行口座に隠したとして、警視庁は19日、組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿など)の疑いで、東京都江戸川区のフリーライター石渡悠貴容疑者(22)ら3人=著作権法違反の罪で起訴=を再逮捕し、中央区の自営業櫛引伸一容疑者(46)を逮捕した。石渡容疑者は「サイバーユーキ」の名前でゲーム関連の雑誌などに記事を書いており、マニアの間では著名な存在という。
生活経済課の調べでは、石渡容疑者ら3人は昨年6〜11月、海賊版ソフトを売って得た違法な収益25万円を、櫛引容疑者名義の銀行口座に隠した疑い。櫛引容疑者は昨年11月、違法収益130万円を受け取った疑い。口座に入金されていた約860万円のうち約610万円が犯罪収益と確認された。
石渡容疑者は調べに、「半年で1000万円を売り上げた」と供述。違法に複製したソフトは任天堂の「スーパーマリオブラザーズ3」など約36種類に及んでいた。
(2005/01/19)
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