| 「この元気を被災地に伝えたい」と語る「4minute」
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【大阪】東日本大震災の被災者を支援しようと、K‐POP人気アイドルらによる「チャリティーハンマダン・大阪」(民団大阪など主催)が22日、大阪城公園・太陽の広場で開かれた。20代を中心とした女性を中心に約2万人が駆けつけ熱気のステージとなった。 2万人が熱狂 「東日本大震災(被災者)支援チャリティハンマダン・大阪」が22日、大阪城公園・太陽の広場で行われた。民団大阪本部(金漢翊団長)と関西韓人会(朴良基会長)など大阪の同胞13団体で構成した実行委員会が主催、MBCが創立60周年企画の一環として全面協力した。 建国中・高校伝統芸術部の「夢舞」でオープニング。東日本大震災の犠牲者への黙とうの後、名誉実行委員長の金漢翊団長が「在日韓国人にとって日本は生活の地であり故郷。このマダンを通じて、被災地に元気を」、金碩基駐大阪総領事も「在日同胞が団結し、ここ大阪から被災地に希望を贈ろう」と呼びかけた。 民団中央本部の鄭進団長、金昌植監察委員長をはじめ、余玉善婦人会中央会長、崔鐘太韓商連会長、朴安淳体育会会長や木村愼作大阪府副知事ら多数が参席した。 会場には韓食を中心に様々なブースが並んだ。「焼肉」「ビビンパ」「トッポッキ」などに行列が続く人気ぶり。 ステージはまず伝統文化公演。金剛学園児童による伝統舞踊とサムルノリを皮切りに、呂英華、柳会、金姫玉の各芸術団による韓国舞踊などで観衆を魅了した。 第2部の韓国MBC特別公演では、新宿・新大久保を拠点にする男性グループ「KINO」でスタート。 韓国の人気ガールズグループ、「4minute」「SECRET」や日本でも人気のある「SHINee」などのアイドルグループに加え、コミックバンドの「NORAZO」やソル・ウンド、チェ・ジニ、パクヒョンビンなどのトロット歌手も登場し会場は熱気に包まれた。 最後は出演者全員が観客とアリランを大合唱した。また、鄭明子舞踊団による哀悼歌を交えた韓国祭祀で震災犠牲者を悼んだ。 東京や香港からも 当日午前中に開幕した同イベントは豪雨に襲われたが、K‐POPスターをひと目見ようと、全国から20代の若手女性らがかけつけた。数日前からテントを張って待つファンが続出。地元大阪や近県はもちろん、東京や名古屋、遠くは香港からやってきたという熱狂ファンもいるほどで、「新韓流」の人気の高さをうかがわせた。 2日前に東京から深夜バスに乗り、会場前で並んでいたという2人組の女性は「少しでも近くで見たかったし雨なんか全然平気」、「かわいいけどかっこいいよねー」と大声援を送っていた。 名古屋から母と来たという20代の女性は母娘そろってSHINeeの大ファン。「大震災支援のために韓国から来てくれるなんて感激。とても勇気づけられたし、最高」と興奮気味。 会場ではスタッフらが募金箱を持ち歩いて義捐金を募った。専門学校で韓国語を学んでいるという徹夜組の女性。「韓国の人たちが日本の支援のために協力してくれとてもうれしい。学校の仲間たちにも声をかけ、この募金箱に入れました」。  | K‐POPスターをひと目見ようと、全国から若手女性ファンら2万人が大阪城公園に駆けつけた |
 | 日本でも大人気の「SHINee」が登場するや大阪城公園は若い女性たちの歓声がこだました |
 | 豪雨の中、じっと耐えながらイベントの開演を待つ女性ファンたち |
 | さまざまなグッズを手に大興奮 |
 | 迫力たっぷりの「NORAZO」 |
 | 激しい振りつけが人気の「SECRET」 |
 | アイドルグループに負けじと、トロット歌手も熱唱(右からソル・ウンド、パク・ヒョンビン、チェ・ジニ) | (2011.5.25 民団新聞) |