日本で独自の技術進化を遂げた携帯電話「ガラパゴス・ケータイ(ガラケー)」が衰退の道をたどっている。2011年にはスマートフォン(高機能携帯電話)の出荷台数がガラケーを抜く勢いで、NTTドコモなど通信会社もスマートフォンを最大の商材として売り込みを強めている。「おサイフケータイ」「赤外線通信」「iモード」など先進的な機能を世界に先駆けて搭載してきたガラケーだが、インターネットを自在に使えるスマートフォンの台頭で淘汰の波に洗われている。日本のガラケーはなぜ負けたのか。
■「ガラケー」が少数派に転落へ
「若い女性にはまだiモード機が売れるんですよ」。16日に夏商戦向けの製品を発表したNTTドコモの山田隆持社長は「ガラケー」の“存在意義”を強調してみせた。しかし、スマートフォンへの傾倒ぶりは明らかで、11年度の販売目標台数(1980万台)の30%を占める600万台に設定。冬モデルでは「スマートフォンの投入機種でiモード携帯を逆転する」(同)という。KDDIも11年度の販売目標台数(1210万台)のうち「400万台がスマートフォン」(田中孝司社長)という。
11年は日本の携帯電話市場にとって大きな節目の年となる。1つめはスマートフォンの台頭。10年度(10年4月~11年3月)に855万台が出荷され全携帯電話の22.7%を占めたスマートフォンは、「11年度に総出荷台数の過半数を占める可能性も十分にある」(調査会社のMM総研)。2つめは光回線なみの通信速度が得られる携帯通信規格「LTE」が本格普及期に入り、携帯端末経由でも自宅と変わらないネット体験が得られる。
3つめは、これまでガラケーが得意としてきた「決済」「赤外線通信」「テレビ電話」「ワンセグ」などの付加機能が、スマートフォンにも搭載されていく。「できる機能はどんどん移していく」(ドコモの山田社長)ことで、端末の魅力を高める戦略だ。
スマートフォンを取り巻く環境整備は急ピッチで進む。カメラやネット接続の特別機能(フィーチャー)を持つことから「フィーチャーフォン」とも呼ばれてきたガラケーは、かつては日本の携帯電話のほとんどを占めていたが、今年を境に少数派に転じる可能性がある。
■分水嶺は2007年にあった
日本のメーカーが競い合って新製品を投入してきたガラケーはなぜここまで勢いを失ってしまったのか。それは日本のエレクトロニクス産業の退潮と軌を一にしている。分水嶺は07年にあった。
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日経平均(円) | 9,422.88 | -54.29 | 25日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 12,339.94 | -16.27 | 25日 9:39 |
英FTSE100 | 5,848.25 | -10.16 | 25日 14:39 |
ドル/円 | 82.00 - .02 | +0.17円安 | 25日 22:33 |
ユーロ/円 | 115.14 - .18 | +0.12円安 | 25日 22:33 |
長期金利(%) | 1.120 | ±0.000 | 25日 15:30 |
NY原油(ドル) | 99.59 | +1.89 | 24日 終値 |
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