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【芸能・社会】津川雅彦 心筋梗塞で臨終間に合わず 長門裕之さん告別式2011年5月25日 紙面から
消化管出血のため77歳で死去した俳優の長門裕之さんの告別式が24日、東京・元麻布の善福寺で営まれ、俳優仲間ら約250人が故人と最後のお別れをした。 喪主としてあいさつした実弟で俳優の津川雅彦(71)は、長門さんが死去した21日、自身が心筋梗塞で病院に運ばれて集中治療室(ICU)にいたため、臨終に立ち会えなかったことを明かした。 津川は「あの日は(兄弟で)ともに生死をさまよっていた。兄貴は僕の悪いところを全部持っていってくれたのだと思う。兄は大往生。渾身(こんしん)の力で役者生活の最後を飾り、そして南田洋子を愛して死にました」と語った。 式の終了後、津川が会見。長門さんの容体急変はICU内で聞いたそうで「医師に出たいと頼んだが、責任を取れないと言われた。でも、役者は何でも命懸けの癖がついているから…」と、医師の制止をふりきって駆けつけ、変わり果てた兄と対面したという。 また、「『今日はおまえの演出でおれの最後の作品だよ』って兄貴が感じてくれる葬式にすると誓った」とポツリ。性格も役者としての方向性も違う長門さんとは確執が続き、仲良くなれたのは最近のこと。「やっと休戦し、兄弟愛を楽しめるようになったばかりなのに逝っちゃった。本当に無念です」と肩をふるわせた。 PR情報
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