日本ハム・斎藤、２軍戦で復帰　６・４横浜戦濃厚

　左脇腹の負傷で２軍調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手（２２）が２４日、千葉県鎌ケ谷市の２軍施設のブルペンで故障後初めて、捕手を座らせ投球練習。変化球を交えて３６球を投げ「痛みもなく、順調にできた」と納得の表情。２軍首脳陣は６月４、５日のイースタン・リーグ横浜戦（鎌ケ谷）で先発として実戦復帰させる考えを示した。

　故障後２度目のブルペンを終えた斎藤は笑顔で投球を振り返った。「右バッターのアウトコースに不安があったけど、問題なくできた」。球を持つ時間が長く、脇腹に負担のかかる右打者の外角にも力強いボールを次々に投げ込み、完全復調をアピールした。

　島崎２軍投手コーチは「（復帰戦は）先発でと考えている。２イニングぐらいかな」と発言。５月３１〜６月２日の楽天３連戦（利府）には斎藤を同行させない方針で、同４日か５日の横浜戦で復帰することが確実となった。

　交流戦後の復帰を見据えて調整を続けてきた斎藤だが、予想以上の回復ぶり。梨田監督は「実戦で２度ぐらい投げてから１軍というふうに聞いている。早ければ交流戦中、遅ければその後」と話しており、１軍復帰が早まる可能性も出てきた。　（臼杵秀之）