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2011年05月25日(水)更新

  • 下請け選定に介入「当時は一般的かも」

松山市の職員が業者を会食に呼び出し下請け選びに介入したとされる新たな疑惑について、渡辺滋夫公営企業管理者は、きょうの特別委員会で「当時は一般的に行なわれていた可能性がある」と述べました。

この問題は、2001年に松山市公営企業局の当時の課長が、元請けの大手機械メーカーの担当者を呼び出して会食し、将来の指名業者の選定をちらつかせたうえで、下請けとして特定の業者を使うよう求められたと、この大手機械メーカーの調査で市に報告されたものです。

これについて、渡辺滋夫公営企業管理者はきょう開かれた裏金疑惑をめぐる市議会の特別委員会で、「10年前の入札当時の慣行というものが私は分からない。

当時としては良いか悪いかは別として一般的に行なわれていたかも分からないと申し上げた」と発言、これに対して、松岡委員は「ありえない話があった訳ですよ。

それが慣行なんかという言葉で片付けられたのではたまらない」と質しました。

渡辺公営企業管理者は、「今の感覚からすれば大問題だ」と前置きした上で「当時は慣行だったかもしれない」という認識を示し、裏金疑惑とは切り離し職員の倫理規定違反として調査すると主張しました。

これに対し、一部の委員は、業者とのこうした関係が裏金づくりにつながった可能性が高いとしてあわせて調査するよう求めましたが、与党的立場をとる「松山維新の会」や公明などが反対し、採決の結果、特別委員会では扱わないことを決めました。

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