リック・オバリーより皆様へコメント
リック・オバリー氏

Since I arrived at Narita airport at 8th of June, I’ve received so many opinions, comments and support for THE COVE.

I did not come here to judge the Japanese public. I love Japan. The film is not against Japan.

My greatest hope has always been that the Japanese people will see the film and decide for themselves.

So I am extremely pleased to know that THE COVE will be released in Japan. I can’t thank Unplugged and the brave theater owners who came forward enough.

I strongly hope to maintain a relationship with the Japanese people to make our environment better for all of our future generations.

I thank you for your attention. I will be back to Japan soon.

Thank you.

Richard O’Barry
Marine Mammal Specialist, Earth Island Institute
THE COVE

6月8日に「ザ・コーヴ」のプロモーションのため来日してから、様々なご意見、コメント、そしてサポートを頂いております。
私は、日本を批判するためにいるのではありません。
私は日本が大好きです。本作は、決して反日映画ではありません。
私の最大の希望は、より多くの日本人がこの映画を観て、自らの意見を持ってほしいと思っています。
ですから、この映画が日本で上映できるというニュースを聞いて、大変喜んでおります。
配給会社を始め、劇場関係者がこの動きを作ったことに、感謝せずにはいられません。
今後も私たちの未来のためにより良い環境をつくるよう、日本との関係を維持していきたいと思っています。
ご注目いただき、ありがとうございます。
近く、日本に戻ってきたいと思います。
ありがとうございます。
 
リック・オバリー
海洋哺乳類専門家(アース・アイランド・インスティチュート)
「ザ・コーヴ」出演

映画「ザ・コーヴ」とシー・シェパードとの関係についてのご説明

昨今、「ザ・コーヴ」とシー・シェパードが密接に関係しているというような記事が出ましたが、事実関係を正確に記していないものが多いので誤解を招いています。

以下は配給会社が本国の製作会社に確認した内容になります。ご確認いただけますと幸いです。

-映画製作の資金について
一切資金提供はされておりません。
従って映画の売り上げが、シー・シェパードに流れることもありません。本作は長い間に渡り、様々な人々の御協力によって成り立っており、通常のプロダクションとは異なる製作過程を踏んでおります。製作サイドからは、アカデミー賞受賞以来、自分が本作に関わったと語る人間が急増したと聞いています。 シー・シェパードのHPには「ザ・コーヴ」の写真が使用されていますが、そこにも資金的な流れの記述はありません。

-映画製作にあたり
本作にはシー・シェパード代表のポール・ワトソン他メンバーがインタビューに答えています。ただし、シー・シェパードがオバリー氏を太地町に案内した、という噂は全く根拠のない事実です。
またシー・シェパードが、写真に懸賞金を賭けていた件なども、全くコーヴとは関係がないと聞いており、製作サイドは否定しております。

配給会社より皆様へ

●ご挨拶
私たちアンプラグドは日本で配給するにあたり、イルカ漁の問題に対して、賛成・反対を決めるべきということは考えておりません。世界中で公開され、舞台として描かれている日本でだけ観ることができないという状況をなんとか打破しなければならないと思い、配給を決意いたしました。

●「ザ・コーヴ」 本編 修正箇所について
制作側との協議の上、修正の必要があると判断したものについては変更し下記の通り修正しております。
 
【1】 ぼかしを加えているところ
太地町の方々の顔にはぼかしを加えています。ただし、公人である太地町長、水産庁関係者にはぼかしは入れていません。
 
【2】 下記テロップを本編の開始前と本編後に付けています。
■本編開始前:
・劇中に出てくるデータは制作側の責任と調査に基づき示されています。
 
■本編後、エンドロール前:
・劇中にイルカ肉から2000ppmの水銀値が検出されたとありますが、調査結果にはバラつきがありイルカ肉すべてが高い数値であると限りません。
 
・また、イルカ肉をクジラ肉として偽装販売しているという表現がありますが太地町はそれに対して水産庁の調査によっても、そのような事実はないと反論しています。
 
【3】 その他修正
日本での配給決定以前に行われた、昨年の東京国際映画祭以降、下記の2文も本編開始前に表示されております。
 
・この映画は、イルカの水銀汚染や食用、およびショーのためのイルカ捕獲をテーマに扱ったものです。
・取材を受けた水銀の専門家等は、イルカ問題に対し、賛成・反対を述べているわけではありません。

議論のきっかけにしてほしい-
映画『ザ・コーヴ』リック・オバリー氏合同記者会見!
リック・オバリー氏 6月12日に、大阪、大楽・新僑飯店 オレンジルームにて、『ザ・コーヴ』合同記者会見が行われた。映画に出演するリック・オバリー氏は、「たくさんの人に観て欲しいし、見た上で議論して欲しい」と訴え、上映中止が相次ぐ現在の状況を「大変残念だ」と語った。記者会見の詳細は以下。

<日本の映画館で上映中止が決まった状況についてどう思うか?>
 日本は民主主義の国で、憲法21条にも表現、言論の自由が謳われているにもかかわらず、こんな状況になっているのは大変残念だ。

<映画で訴えたかったこと>
 この映画は、日本バッシングではない。イルカの水銀の問題は、世界中の問題で、太地町のイルカも、私の住むフロリダのイルカも、新興国の発電所などの稼働の影響で、世界中に水銀汚染が川を通じて広がり、小魚たちから、大きな魚へと影響をもたらしている。この映画は、そうした問題提起の作品として考えて欲しい。

<太地町のイルカ漁のことを知ったのは、いつごろか?>
 1990年代に、ヨーロッパで雑誌か新聞で写真を見て知った。それ以前、クジラの町としての太地町には、1979年に行ったことがあった。とてもよい町で、景観も素晴らしく、今回も行きたかったが、現在は行けていなくて残念だ。和歌山大学の学生たちと10日に映画の一部を見てもらって討論したが、学生たちは、「イルカ漁」のことを知らなかったので、大変衝撃を受けていた。日本のメディアも報道して来なかったのだと思うが、なぜだろう。
 伝統的な漁で、食文化として誇りに思い、守りたいのなら、隠す必要はないはずだ。太地町の若い漁師の中には、違う考え方の人もいる。だからこそ、オープンに議論をするきっかけにして欲しい。

<隠し撮りなどについてはどう思うか?>
 私は出演者で製作者ではないので、それは製作者に聞いて欲しい。
 (配給会社より 監督は、町長にも漁業組合にも取材を申し入れたが聞き入れてもらえなかったので、あのような手法をとった、と補足)ただ、こうしたテーマを、今度は日本の映画製作者が作り、問題を提起したらよいのではないか、と思う。

<今後の太地町について>
 アメリカにもかつては、クジラの町として栄えたフロリダに“ナンタケット”という島がある。その町は、いまでは、エコツアーやイルカやクジラを観ることのできる島として、観光客に人気の場所になっている。太地町も国定公園にも指定されたとても美しい町なので、そうした未来も考えられるのではないか。太地町は、私は本当に美しい素敵な町だと思っている。

<最後に>
 この映画の上映で、世界100カ国以上を回ったが、どこの会場でも、最後はスタンディングオベーションで、この作品を歓迎してくれている。ドキュメンタリー映画として、アカデミー賞だけでなく本当にたくさんの賞を受賞しており、テーマと合わせて、エンターティメント性が評価されたと思っている。そうした点からも、日本でもたくさんの人に観て欲しいし、見た上で議論して欲しい。

文責/神谷
『ザ・コーヴ』上映を支持する会・京都が発足しました。
 
ザ・コーヴ  (当館にて7月3日公開)
ザ・コーヴ
The Cove/2009/アメリカ/91分/アンプラグド/監督:ルイ・シホヨス/出演:リック・オバリー、サイモン・ハッチンズ、チャールズ・ハンブルトン
60年代、アメリカの人気テレビシリーズ「わんぱくフリッパー」で調教師券俳優として活躍したリック・オバリー・彼はイルカが世界的に人気を得るきっかけを作った人物であるが、今ではイルカ解放運動の最前線に立って活動している。彼らが調教していたフリッパー役のイルカ“キャシー”が、撮影によるひどいストレスで自ら呼吸を止め、腕のなかで死んでしまったと彼は語る。無知だった自分が原因、イルカがビジネスの道具になっていると気付き、その後立場を変え、30年以上もの間イルカを救うことをライフワークとして生きてきた。日本で行われているイルカ漁の情報を聞きつけたオリバーは、「なんとか止めたい」という思いで、和歌山県太地町にやって来る。そこは、長い歴史を持つ、クジラとイルカで栄えてきた町だった・・・。和歌山県太地町で行われているイルカ漁を撮影した本作は、本年度アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得。日本でも既に評判を呼んでいるが、一体何が問題の本質なのだろうか?まずは本作を見ることから出発してほしい。 ザ・コーヴ
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