和歌山市人事課は20日、窃盗容疑で書類送検され、起訴猶予処分になった市民活動推進部主務班長級の男性職員(56)を同日付で停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同課などによると、男性職員は4月9日夜、市内のパチンコ店で、客のいないパチンコ台に差し込んであった他人のICカード(残金8000円)を無断で持ち出し、換金したという。和歌山東署が和歌山地検に書類送検し、同地検が起訴猶予処分にした。男性職員は「出来心で換金した」と説明している。
同市が10年度に発表した職員の処分は28件。同課は今年度から昇任時の研修で倫理研修を始めるという。【御園生枝里】
毎日新聞 2011年5月21日 地方版