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電力 大口利用者の使用制限へ

5月25日 13時33分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

枝野官房長官は、記者会見で、この夏に電力不足が予想される東京電力と東北電力の管内での停電を防ぐため、工場などの大口の利用者については、7月から9月まで電力の使用制限を行うことを発表しました。

東日本大震災で多くの発電所が被害を受けた東京電力や東北電力の管内では、夏の電力不足が予想されることから、政府は企業や家庭を対象に、猛暑だった去年夏のピーク時と比べて一律15%の節電を行うことを目標に掲げています。これについて、枝野官房長官は記者会見で、節電の目標を達成するために、工場などの大口の利用者を対象に、7月1日から、東京電力管内では9月22日まで、東北電力管内では9月9日までの、いずれも午前9時から午後8時までの平日に電力の使用制限を行うことを発表しました。枝野長官は「需要家の自主的な取り組みを尊重しつつ、需要家の間の公正性を確保し、正直者がばかを見るようなことにならないよう、補完的な措置として実施する」と述べました。また、枝野長官は「医療施設など生命や身体に関わる施設については、例外的な扱いを認める予定だ」と述べ、医療施設などは使用制限の対象から外す方針を示しました。