仙谷官房副長官は、記者会見で、自民党などが菅内閣に対する不信任決議案の提出を模索する動きを見せていることについて、東日本大震災への対応を優先させるべきだとけん制しました。
この中で仙谷官房副長官は「国会で、その種の議論をするときなのかというのが私の感想だ」と述べ、震災への対応を優先させるべきだとして、自民党などの動きをけん制しました。また、野党側が今の国会への第2次補正予算案の提出を求めていることについて、仙谷副長官は「何千億、何百億が必要だという具体論がないと、あまり『2次補正』ということばが踊っても意味がない。補正予算はつけたが、全部、来年に積み残したとなれば、これはおかしいという話にならないとも限らない」と述べ、批判しました。そのうえで、仙谷氏は「何よりも優先度が高いのは、復旧・復興だ。そのためには、ほかの政策課題について、大きな妥協があってもしかるべきだということを、野党の方々にお願いしたい」と述べました。