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韓国政府、日本に「利川五層石塔」の破損確認を要請
2011/05/24 09:01 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ソウル24日聯合ニュース】植民地時代に朝鮮半島から日本に持ち出された文化財「利川五層(五重)石塔」が東日本大震災で破損したことと関連し、韓国政府は24日、破損状況の確認を求める協力要請文を日本に送る。

 外交通商部の関係者によると、大震災で一部が破損したとされる利川五層石塔について、韓国の文化財庁から「(韓国側で)何かできることはないか知りたい」との要請を受けた。これを受け、韓国政府は日本政府に要請文を送ることを決めた。

 文化財返還運動を行う団体によると、日本の私立美術館・大倉集古館にある利川五層石塔は3月の大震災で第4層のふちが破損し、屋蓋石がずれた状態だという。

 利川五層石塔は1918年に持ち出された。大倉集古館は利川五層石塔のほか平壌栗里寺跡伝来の八角五重石塔も所有している。2石塔は大韓仏教曹渓宗中央信徒会などが返還運動を行っている。

13日に撮影した利川五層石塔=(聯合ニュース)

sarangni@yna.co.kr