「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」提出10周年記念集会が参議院議員会館であり、参加しました。
当日は韓国から姜日出ハルモニが参加され、当時の様子を話されました。
1990年6月に国会で「慰安婦」問題が取り上げられ20年、法案提出から10年がたちましたが、まだ問題は解決していません。札幌市では、今まで多くの市民団体を中心に「慰安婦問題」をはじめとする戦争責任についての勉強会や集会がされてきましたが、これまで日本の過去の歴史を市民が記憶し、再び過ちを繰り返さないための取組みを十分には実施されてきてはいませんでした。
私たちは2008年3月の宝塚市議会の意見書決議を聞き、札幌においても是非と活動し、2008年11月に札幌市議会は、「慰安婦」問題に関する意見書を全会派で議決しました。
市民団体からは、この札幌市議会決議を尊重し、札幌市に対して施策の実施を求められています。
その中でも、学校教育、社会教育などを通して、市民が慰安婦問題など過去の歴史を学ぶ機会を積極的に提供して、過去の過ちを繰り返さないための市民の理解を醸成する施策を行うことがあげられており、
市は2008年平和事業推進のため設置された札幌市市民まちづくり局平和事業担当係が検討しています。その中で、3月21日から札幌地下街オーロラタウンで開催された日本軍「慰安婦」パネル展では名義
後援を札幌市、市教委が受け、2千人以上の市民が熱心に見学していました。
問題の早期解決を求める各国議会、国連やILOの専門機関からの勧告・指摘は繰り返し行われており、日本弁護士連合会やアムネスティを始め内外の人権団体も日本政府の対応を求めています。戦後65年たち早期に法案を成立させなければなりません。