東京中日スポーツ 55周年企画
55周年イヤーの記念事業や紙面企画をご紹介します
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】代打・松井のダメ押し犠打がムダ 追いつかれサヨナラ負けで5連敗2011年5月24日 紙面から
◇ベイブリッジ シリーズ【サンフランシスコ穐村賢】22日(日本時間23日)、マリナーズはパドレスに6−1で勝ち、3連戦スイープの5連勝でア・リーグ西地区3位に浮上。イチロー外野手(37)は5打数1安打1打点だった。一方、アスレチックスの松井秀喜外野手(36)はジャイアンツとの「ベイブリッジシリーズ」に3−2の8回1死一、三塁、代打で登場し犠飛を放ったが、チームは延長11回4−5とサヨナラ負けを喫し5連敗。マリナーズに0・5ゲーム差の地区最下位に転落した。交流戦第1弾はこの日で終了。23日からは両リーグの試合が再開され、交流戦第2弾は6月17日〜7月3日に行われる。 貴重なダメ押し点にベンチも沸いた。1点リードの8回1死一、三塁。絶好の追加点のチャンスに代打・松井が告げられ、マウンドには、中継ぎ左腕ランズラーが送り込まれる。外野フライを意識した打席で、捉えたのは3球目のスライダー。浅め左飛にも、55番は「1点」を確信した。「真ん中から外に逃げていく感じだったんで、素直に打ち返した」。DH制のないナ・リーグの本拠地では1打席、1球が勝負。三塁走者エリスをホームに迎え入れ、きっちり仕事をした…はずだった。 ところが、リードはつかの間。その裏、3番手バルフォアがシューホルツに2ランを浴び、延長戦に突入し、延長11回。20日の第1戦でサヨナラ負けを喫した守護神フエンテスが1死一、二塁から、途中出場のバリスに右前に運ばれ、またもサヨナラ負けだ。混戦が続くア西地区とはいえ、17日には首位タイ。まさか、5日間で1試合も勝てず、最下位に転落しようとは。 「あの場面で逆方向に外野フライを打てたことはよかった」と“ダメ押し点”を振り返った松井は「最下位? 大変だ」と笑みを浮かべつつも、「明日から頑張ります」と付け加えた表情は硬かった。23日からはエンゼルスとの4連戦。交流戦でたまったうっぷんを、一気に古巣相手に晴らす。 (穐村賢) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|