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【プロ野球】

武田勝 5戦連続完封負け 球界で最も“かわいそうな投手”

2011年5月24日 紙面から

横浜−日本ハム 7回表の攻撃中、味方の援護がないままベンチ前でキャッチボールをする日本ハム・武田勝=横浜スタジアムで

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◆横浜2−0日本ハム

 悲惨極まりなくなってきた。日本ハム・武田勝が、またも味方に援護してもらえなかった。7イニングを5安打2失点と好投しながら、打線は零封負け。これで登板した試合は5戦連続でチームが零封負け。1956年7月の杉下(中日)の登板4戦連続零封負けを抜き、史上初となる“かわいそうな投手”となった。

 チーム打率(2割6分8厘)、得点(126点)、本塁打(26本)のすべてが12球団で2位。それなのに、左腕エースが投げる試合は金縛りにあったように沈黙してしまう。チームの今季5度の零封負けはすべて武田勝の投げた試合。この日も9回2死一塁から小谷野が右翼フェンス直撃の二塁打を放ちながら、一塁走者の糸井が三塁を回ったところでストップし、戻ったところで憤死。何とも中途半端な形で試合終了となった。

 「7イニング2失点でゲームもつくれたし、自分のピッチングはできました。でも先制されてチームの流れを悪くしてしまった。何とか自分で打開するしかない」。武田勝は、努めて明るい表情で話した。それでも防御率1・88(リーグ7位)ながら両リーグワーストの5敗目という重い数字がのしかかる。吉井投手コーチは「修正するところはない。勝ったり負けたりするのがシーズンだけど、負けて負けてだからねえ」と頭を抱えた。

 梨田監督は「(武田)勝の時はいつも点が取れないね。野手の方もバントミス、走塁ミス…」と呪縛に取りつかれた野手陣に渋い顔。チームは開幕2連戦で喫して以来の連敗だ。

 

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