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チワワの「桃」、警察犬競技会優勝ならず

2011.5.24 19:10
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チワワの「桃」、警察犬競技会優勝ならず

奈良県警の嘱託警察犬訓練競技会に出場したロングコートチワワの「桃」(右端)と飼い主の松吉慶子さん(右から2人目)=24日午後、奈良県大和郡山市【フォト】

 奈良県大和郡山市のグラウンドで24日、奈良県警の嘱託警察犬訓練競技会が開かれ、ロングコートチワワの「桃」(雌、7歳)が出場した。優勝はできなかったが、制限時間内に遭難者を発見した。

 参加したのは「捜索救助の部」で、シェパード、ビーグルなど全4匹が出場。5分以内に遭難者を捜すという想定でどれだけ早いかが競われた。

 ひときわ小さい桃は遭難者のにおいがついた布きれを嗅ぐと、トコトコと見通しの悪い茂みの中を走り回り、3分57秒で遭難者を発見した。1位はシェパードで1分35秒。

 飼い主の同県桜井市の会社員松吉慶子さん(31)は「桃の調子が悪くて残念。いつもならもっと早く捜せるのに」と悔しそう。今後は「要請があればいつでも災害の現場に行けるよう準備したい」と話し、今年12月31日に契約が切れるまで嘱託警察犬として活躍する。

 奈良県警鑑識課は「チワワの小型犬としての特性を生かし、大型犬の入れない狭い場所での救助活動を期待したい」と話した。(共同)


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