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雨水から放射性物質検出 滋賀県、健康影響なし

京都新聞 5月23日(月)22時19分配信

 滋賀県は23日、大津市の県衛生科学センターで3月と4月に集めた雨水やちりから微量の放射性物質を検出したと発表した。自然界にはない種類で、県は東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響とみているが、「健康に影響がある数値ではない」という。
 健康推進課によると、3月1日〜4月1日は、ヨウ素131が1平方キロあたり3・9メガベクレル。4月1日〜5月2日は、ヨウ素131が同18・1メガベクレル、セシウム134が6・1メガベクレル、半減期が30年と長いセシウム137が6・8メガベクレルだった。
 放射線の人体への影響を表す単位に換算すると、4月分は年間2・627マイクロシーベルト。自然界から1年間に受ける放射線量2400マイクロシーベルトの約1000分の1だった。
 県内で1989年に環境放射能水準調査が始まって以降、人工の放射性物質が検出されたのは96年、2005年に次いで3度目。
 福島第1原発事故の発生以降、関西の各府県でも同様に放射性物質が検出されている。滋賀県は「今後も人への影響がないか測定を続け、毎月ホームページで公表していく」としている。

最終更新:5月23日(月)22時19分

京都新聞

 

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