【プロレス】父に続いて娘もか！？　ＳＭＡＳＨと天龍プロジェクトの業務提携が２０日に発表され、ミスタープロレス・天龍源一郎（６１）の初代ＳＭＡＳＨ王座決定トーナメント１回戦（６月９日、東京・後楽園ホール）参戦が決定した。一方、ＳＭＡＳＨ側は天龍の長女で、天龍Ｐ代表の嶋田紋奈さん（２７）にも参戦オファー。天龍も前向きで、初代ＳＭＡＳＨディーバ王座決定Ｔへの緊急出撃が浮上した。

　ＳＭＡＳＨと天龍Ｐの業務提携は、プロレス界の活性化と両団体の発展を目標に結ばれた。今後は選手を相互に派遣し、その第１弾として、天龍の６・９後楽園大会参戦が決定。初代ＳＭＡＳＨ王座決定Ｔ１回戦で、マイケル・コバックと対戦することになった。
　だが話は突如、思わぬ方向に展開する。会見で天龍に負けず劣らずの存在感を見せた紋奈さんに注目したＳＭＡＳＨの酒井正和代表が「彼女が女子のディーバ王座決定戦に出てきたら面白い。顔もきれいですし、トークもうまい。何と言っても天龍さんのＤＮＡを持ってる。個人的にはリン・バイロンと戦うところを見たい」と真顔でオファーを出したのだ。
　ＳＭＡＳＨは６・９決戦で、男女別々の初代王座決定Ｔをスタートさせる。７月以降も１回戦を行う予定で、エントリー選手はすべて出揃っていない。当の紋奈さんは「フロントとして天龍Ｐを支えたい…」と困惑したものの、父・天龍はまさかのＧＯサイン。「サッカーボールキックを教えなきゃいけない。ノド元チョップもね」と必殺技の伝授に意欲を示した。
　それだけの資質も持っている。紋奈さんは中学時代から水泳選手として活躍。海では６キロの遠泳を軽々とこなし、指導員の免許も取得済みだ。一方で学校を休んでは、巡業にたびたび同行。
「中学、高校の時『私、レスラーになりたい』って言ってたんだけど、俺は『女の子はもっとやるべきことがほかにあるでしょ』ってかたくなに拒否したんだよね」（天龍）とレスラーを志したこともある。まさに業界屈指のサラブレッドだ。
　果たして紋奈さんはリングに上がるのか。目が離せなくなってきた。

（写真は業務提携を発表する左から天龍、天龍娘の嶋田代表、酒井代表、ＴＡＪＩＲＩ。天龍娘とＴＡＪＩＲＩはほぼ同体格）