女子プロ団体・レイナが旗揚げ早々、消滅の危機に陥った。エースの堀田祐美子（４４）が右ヒザ手術のため長期離脱することが明らかになった。
　レイナは８日の新宿フェイス大会で旗揚げ戦を行ったばかり。しかし肝心の堀田が第２戦の１５日新木場大会で古傷の右ヒザの半月板を損傷してしまった。堀田は「今までだましだましファイトしてきましたが、ついにパンクしてしまいました。今回思い切って手術します」とメスを入れることを決断。復帰は早くても半年後、最悪の場合は１年間の長期欠場を余儀なくされそうだ。
　レイナの所属選手は堀田も含めて上林愛貴、石橋葵、川野夏実の４人。しかも石橋と川野はデビュー２年目の新人だ。すでにレイナは来年１月まで２０大会の日程を発表しており、しばらくは旗揚げ戦に参戦した栗原あゆみや下田美馬などのフリー選手や、提携しているメキシコＣＭＬＬなど外部に頼らざるを得ない。
　女子プロは昨年スターダム、今年ディアナとレイナが誕生。スターダムは美を、ディアナは強さを追求したスタイルで勝負をかけているが、レイナは独自のカラーを打ち出す前に大黒柱を欠いたのだから、大打撃だ。