最終更新: 2011/05/24 21:58

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米・ニューヨークで共用部分だけでなく個々の部屋も禁煙のマンションが登場しました。

アメリカ・ニューヨークで23日から、公園など屋外の公共エリアでも喫煙が禁止されます。
こうした中、建物の共用部分だけでなく、個々の部屋も禁煙となったマンションも登場しました。

ニューヨーク市内の32階建ての高級分譲マンションでは、5月23日から、公園など多数の人が集まる屋外での喫煙を禁止する市の条例が施行されるのにあわせ、4月、個々の部屋を含めた建物全体を禁煙にするかどうかを決める住民投票を行った。
投票の結果、マンションの住民68世帯のうち、47世帯が賛成、反対したのは3世帯にとどまり、賛成多数でマンションは「全館禁煙」になった。
エレベーターホールなどの共用スペースだけでなく、今後は個々の居住スペースでも、たばこが吸えなくなった。
喫煙が見つかった場合は、150ドル(およそ1万2,300円)の罰金となる。
全館禁煙に賛成のリーズさんは「このバスルームで、たばこのにおいがしたの」と話した。
リーズさんは、17階の5LDKのマンションを330万ドルで購入した。
上の階から、部屋の換気口を伝って入り込む、たばこのにおいが気になっていた。
夫とともに、がんを克服した経験があり、健康面から全館禁煙を手放しで喜んでいる。
リーズさんは「わたしたちが最も嫌うのは、副流煙です。今は全館禁煙になって幸せです」と話した。
一方、2010年に部屋を270万ドルで購入したばかりのラバトコメスさんは、たばこは吸わないものの、プライベートスペースでの行動を規制することに不快感を示した。
ラバトコメスさんは「たばこを吸わないが、反対票に投じたのは、規則改正が住民の権利を考慮していないからです」と話した。
今や、プライベートな空間にまで及び始めた禁煙。
個人の自由を制限することには抵抗を感じる人も多いものの、愛煙家の居場所は減る一方のもよう。

(05/23 12:51)


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