宇都宮市立国本中学校(同市新里町)で採取した一番茶(生葉)から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超す610ベクレルの放射性セシウムが検出された、と市教育委員会が20日発表した。恒例行事の茶摘み体験のため校庭で栽培していたが、この茶葉で茶を飲んだ生徒はいない。
市教委によると、茶葉の放射性物質検出が相次いでいることから、同校独自の判断で、摘んだ葉で飲まずに埼玉県の業者に検査を依頼、19日に結果が分かった。【中村藍】
毎日新聞 2011年5月20日 19時20分(最終更新 5月20日 19時20分)