松山市の裏金疑惑で「不正な金額の上乗せはなかった」とする市の調査報告を検証する第３者委員について野志市長は、会合を開かず、４人の委員から個別に答申を出してもらう考えを示しました。
野志市長の説明「（専門委員の）先生方もなかなかお忙しい方々の４名と伺っておりますので例えば会合を設定しようと思ったら延び延びになってしまう。
というのもいかがなものかと考えましたので」。
きょうの定例会見で野志市長はこのように述べ裏金疑惑に関する市の調査報告を検証する第３者委員について、今後、会合を開かず、１人１人から個別に答申を出してもらう考えを示しました。
市では、昨夜、専門委員からの要望で、意見交換の場を設けたものの、第３者委員は審議会形式ではなくそもそも合議の必要はないと市は説明しています。
４人の委員への期待を聞かれた野志市長は、「（市は）できる限りの調査をしてきたと思っておりますけど第３者の専門委員から見ていただいてこれまでの調査がどうだったのかというのを、検証していただく」と話しました。
会議の行われない検証で市民の納得する結果が得られるのか…。
市民感覚が問われています。