震災から、70日以上が過ぎた。
被災地で活動している私達の目の前の光景は、何も変わっていない。
復興なんてしていないと、言っても過言ではない。
でも、被災者の方々は生きるために前に向かって進んでいます。
東北以外での方々と、話をしていると凄い温度差を感じる。
先日、大阪に戻って久しぶりにスッキリしようと美容室に寄りました。
30年ぶりのショートカット(汗)美容師の子と色々話をしていて、この子達の中では東北大震災は、すでに過去の出来事のように思っている事に驚いた。
TVでも同じ。
震災後、全てのチャンネルが特別番組になっていたが、6日目からは、バラエティも再開。
今になっては、ニュースでしか見えない。
そんなニュースも数分。
日本人が、いかに人の事には無関心なのか?と考えさせられる。
私は常に思っている。
地震大国日本に居ながら、明日は我が身と自分に出来る事は、何でもしたいと!!
福島県は、地震⇒津波⇒原発の被害にあっている。
これは、進行形で今現在も収束には至っていない。
立派なお家があるにも関わらず、帰宅は許されていない。
TVに出て来る政治家達は、あーだこーだと言った言わないと、しょーむない議論をしている。
この人達は、この場が済めば豪邸へと帰宅し、美味しい高級料理を頂きフカフカのお布団でお休みになられる。
国民から吸い上げた税金で給料をもらっている政治家たちが、国民の為に何をしているのか!
怒りしか出ない。
被災地で、住民たちが実際に感じている心の傷に対して、判っている政治家なんか居ないだろう。
私達が、活動している動物達の思いも全く届いて居ないだろう。
震災から何度も何度も、行政へお願いをしている。
計画的避難区域で、動物達の受入れ要請が来た時にも、いろんな案を出した。
要請の頭数が700頭。
これは半端な数では無い。
この数を一民間の愛護団体だけでは、不可能。
国の協力が必要である。
住民の方が、避難される場所の近辺で、廃校になった学校等を提供しそこで、飼い主さんもペットと会えるし、世話も出来る。
そして、ボランティアさんの協力でケアも出来る。
飼い主さんもいつでも会える・・・。
これは、大切な家族と、離れ離れになって暮らす方への心のケアだと思います。
ご老人が多い地方です。
一人暮らしの方も非常に多いです。
16歳の小型犬を飼ってらっしゃる、ご老人から相談がありました。
「私じゃなきゃ、ご飯も食べません。
私じゃなきゃ、抱っこもさせません。
私もこの子も、この先そんなに長くないです。
如何すればいいのか、途方に暮れています。
でも、一緒には住めないと言われています。
助けて下さい・・・。」
若い家族なら、ペット可の住居を探す事も出来るでしょう。
しかし、ご婦人の場合は費用的な事、また生まれ育った場所から土地勘のない所に、住居を移動するなんて考えも出来ないでしょう。
お互いの気持ちを考えて、国はもっともっと配慮してもいいと思います。
まだまだ、多くの問題は、解決されていません。
原発収束までに、どれだけの悲しく辛い涙が、流れて行くのか・・・。
日本と言う国は、多くの原子力発電所を抱え、便利な暮しをして来た。
スイッチを押せば電気が付く。
ボタン一つで、快適な生活をして来た。
蛇口を回せば、飲み水が出る。
私もそんな時代を生きて来ている。
50年前は、どうだったか?
100年前はどうだったか?
人間があまりにも便利な暮しをするせいで、地球は悲鳴をあげている。
温暖化。
あちこちで災害に見舞われている。
先日、誰かが言っていた。
「神様が、怒って杖でドンと地球を叩いた
それが、地震なんだ」と。
確かに。。。
しかし、何の罪もない人々が犠牲になっている。
今からでも遅くはない。
地球を大切にと、思う気持ちが集まれば、改善はされて行くだろう。
昨日、事務所へ一本の電話があった。
この男性は、警戒区域の自宅に置いて来た犬を探していました。
そして、やっと探し当てられたのです。
「何番の犬の飼い主です。」と。
しかし・・・この子は救助した時、すでに立つ事も出来ず病院へ搬送したのでした。
入院し、翌日息を引き取りました。
内臓破裂だったのです。
車に跳ねられて、それでも自力で自宅の庭に帰って行ったのです。
ここで、待っていれば必ず家族が帰って来ると・・・。
動物達は、小さな身体で熱い思いを持っています。
裏切る事のない、忠誠心でしょう。
会いたいと思うその気持ちだけだったのでしょう。
飼い主さんはおっしゃっていました。
この子は、元々の飼い主に置き去りにされ、その後飼う事になったそうです。
2度目のご主人でした。
しかし、この震災でまた離れ離れになってしまったのです。
最期は、一人寂しく空に昇っていったと思うと、本当に切ないです。
今現在も、警戒区域に残されている動物達が沢山います。
この先、梅雨シーズンに入ってしまうと、亀裂の入った道路などは崩れて行くでしょう。


多くの道が寸断されてしまうと思います。
一刻も早く、官民一体となって動物を救う扉を開けて欲しいです。
東北大震災のレスキューは、続行しています。
皆様の支えで活動は継続しております。
宜しくお願い致します。
受け入れの準備が出来なければ、救助も困難になって来ます。
第一号「被災動物仮設犬舎」棟が建ちあがりました。
すでに、満員御礼になっております。
第2号棟も着工準備が進んでいます。
皆様のご支援を重ねてお願い致します。
プレハブ3棟・電気・水道工事・空調設備など、かなりの高額が予想されております。
義捐金のご協力お振込先郵便局:口座番号:14630-16534321
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体 ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイエンジェルズ
滋賀銀行:今津支店・普通口座・番号:598577
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイ エンジェルズ
*お振込の際は、「命のリレー義損金」と明記して下さい。
明記出来ない場合、メールにてお知らせくだされば幸いです。
緊急:滋賀シェルターでのボランティア様のご協力を重ねてお願いします。被災地よりワンちゃん達が、続々とシェルターにやって来ています。
物資の整理など、力仕事が多く、大型犬が多いため人力が必要です。
宜しくお願い致します。
*宿泊設備がございますが、寝具が足りません。
ご用意下さいます様、お願い致します。
滋賀シェルターで緊急に必要な物資のお願い*トイレシーツ(スーパーワイド)
*使い捨て手袋(S/M/L)
*ステンレス食器(16センチ)
*低反発マット(大型犬用)
*ハエ取り紙
*犬用のおやつ
*動物用蚊取り線香
*ボランティアさん用のドリンクやインスタント食品のご協力を頂ければ、とっても嬉しいです♪
送付先:520-1651滋賀県高島市今津町酒波1186-2
エンジェルズ本部
緊急:中継地点福島県いわき市で被災動物達のお世話をして下さるボランティア様募集。参加して下さいます方は、直接お電話でお願いします。
携帯:090−5166−5632
***支援物資のお願い***緊急*レスキュー用の防護服(S.M.L)
緊急*3Mマスク
*w/d缶詰
*チェーンリード
*スーパーワイドシーツ
*食料品(インスタント食品など)
*ドリンク類
送り先:福島県いわき市小川町柴原字桐ヶ岡64-1
ドッグラン りみちゃんヒルズ
[ 2011/05/24 15:50 ]
未分類 |
TB(-) |
CM(0)