2011年5月24日
兵庫県西宮市の路上で男性が刺殺された事件で、県警は24日、住所不定の無職、北崎義浩容疑者(29)と定時制高校3年の少年(18)を殺人容疑で逮捕したと発表した。県警は覚醒剤の取引をめぐるトラブルがあったとみている。
殺害されたのは、山口組系暴力団組員で西宮市の三浦一夫さん(47)。県警によると、両容疑者は4月19日午前2時40分ごろ、西宮市小松西町2丁目の市道交差点で、三浦さんの胸や肩を文化包丁(刃渡り15センチ)で複数回刺し、失血死させた疑いがもたれている。北崎容疑者は「口論となり、かっとなって刺した」と認め、少年は「現場に行ったのは間違いない」と話しているという。
現場付近の防犯カメラには白っぽい乗用車から降りた2人組や、複数の人物が三浦さんともみあう様子が映っており、県警はこれらの人物が殺害に関与した可能性が高いとみて捜査。車の特徴や男性の携帯電話の通話履歴などから割り出したという。