記事入力 : 2011/05/24 07:26:58
韓国株:急落、KOSPI2.6%安
23日のソウル株式市場は、内外の悪材料を受け全面安となった。有価証券市場(メーンボードに相当)では、韓国総合株価指数(KOSPI)が先週末に比べ55.79ポイント(2.64%)下落し、2055.71ポイントで引けた。KOSPIは今月2日に2228ポイントを付けて以降、170ポイント以上下落し、23日には1日で時価総額が31兆ウォン(約2兆3200億円)減少した。
21日に格付け会社のフィッチ・レーティングスがギリシャの信用格付けを3段階引き下げ、欧州で財務危機の懸念が再び高まったことに加え、米国で第2次量的緩和の終了を控え、世界の株式市場から資金が引き揚げられるとの懸念が高まり、投資心理が悪化した。
その上、自動車部品メーカーのユソン企業で起きたストライキで、自動車メーカーの生産に支障が出るとの懸念も高まり、これまで株価をけん引してきた自動車関連株が急落した。中国では先週末、アップルの生産委託先の工場で爆発事故があり、アップルに半導体を供給するサムスン電子の株価が売られた。
外国人は23日、化学、輸送設備などを中心に4000億ウォン(約300億円)を超える売り越しを記録し、株価下落を主導した。外国人は有価証券市場で12日から8営業日連続で売り越しを続け、累計で3兆3000億ウォン(約2470億円)以上の株式を売却した。
李敬恩(イ・ギョンウン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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