シアトルから戻った。
飛行時間は成田から戻ってくる場合の約3分の1だけど、
エコノミークラスだったから成田からビジネスクラスで戻ってくる場合の3倍ぐらい疲れた。

こうして考えると国際線のビジネスクラスがいかに快適か、
その有難みをつくづく感じる。

以前蝶野選手と隣同士でロサンゼルスから成田のシンガポール航空ラッフルズクラス（ビジネスクラス）
に乗った事があったが蝶野選手も「ビジネスとエコノミーって違いますよね。まるで天国と地獄だ」
と言っていた。

エコノミークラスを「地獄」と表現するのはどうかと思うし、
私自身航空会社の従業員特典のスタンバイで乗る場合、
アメリカ国内線に関してはエコノミーになってしまうことも多く、
最近ではすっかり馴れたが「地獄」は大袈裟な表現だと思う。

ただ疲労度という点で考えれば、大差がある。これが現実。

西海岸からの便はもう少し安いが、
アメリカ内陸部からアジアまでのビジネスクラス往復券は
もの凄く安く買った場合で6000ドル台。
正規のビジネスクラス料金は1万ドルから1万3000ドルぐらい。

エコノミー格安券は1000ドル以下で買える場合が多い。
要は10倍も違うということ。快適度に違いがあって当然だ。

それにしても疲れた疲れた。

ドイツまでエコノミーで行ってGHCヘビー級王座の防衛線を
３つも連続でやって、そしてまたエコノミーで成田まで帰った杉浦選手は
さぞかし大変だっただろう。お疲れ様な話である。

チャンピオンにドイツまでエコノミーで行かせる会社のことだから、
ホテルにしてもローチモーテルとまではいかなくとも
ショッパイところに泊まらせたことは容易に想像できる。

そうなってくるとGHCヘビー級選手権という王座の権威も
一流の王座ではなくエコノミークラスの選手権という格付けと考えていいと思う。

だってそうだよね。WWEのチャンピオンはビジネスクラスに一流ホテル。
IWGPチャンピオンにしても同じ。

チャンピオンになればチャンピオンとして、それに見合う扱いを受けるわけで、
それを考えるとノアはGHCヘビー級王座の格付けを
エコノミークラスにしたわけだ。

企業の場合、課長クラスからビジネスクラスとか部長クラスからビジネスクラスとか
役職でクラス分けがされている場合が多い。役員はファーストクラスとかね。

馬場さんは常にファーストクラスだったし、
最近でもトップクラスのプロレスラーはみんなビジネスクラスなんですよ。

チャンピオンになってもエコノミーなのであれば、
GHCのベルトは係長ぐらいの権威しかないと断定できるわけで。


小橋選手の頃は権威があったのに、
杉浦選手がチャンピオンだと違うわけか？

なんかとてもかわいそう。

それはそうと三沢さんの三回忌追悼興行の発表がいまだにない。

他団体の協力を取り付けるのに苦労してるのだろうか。
それとも前にも書いたように内輪もめしてるのかな。

追悼興行でノアの選手たちが片っ端から負けるのも問題があるし…
高いギャラを払う予算もチャンピオンをエコノミーに乗せるような会社には確保されていないんだろう。
いやはや問題山積みのようですな。