【原発】「東電の注水止めてない」枝野官房長官(05/22 17:34)

 福島第一原発1号機への海水注入が中断した問題で、枝野官房長官は「東京電力がやっていることを止めたことは一切ない」と述べ、東京電力の自主的な判断だったという認識を示しました。

 枝野官房長官:「何か東京電力がやっていることを止めたようなことは承知していない」
 ただ、「再臨界の可能性を検討していた時期があったのは記憶している」と述べ、事故当時、官邸内で海水注入による危険性を議論していたという認識を示しました。別の政府高官は、当時について「菅総理は再臨界について心配していた」と証言しました。これに関連して、原発事故担当の細野総理補佐官は、海水の注入が中断した背景に、原子力安全委員会の班目委員長が再臨界の危険性を指摘したことがあるという認識を改めて示しました。海水注入の中断に官邸の意向が働いていたかどうかについて、23日からの国会審議で大きく取り上げられることになりそうです。

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