東芝が風力発電システム事業に参入、韓国メーカーと提携

2011年 05月 23日 23:57 JST
 
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 [東京 23日 ロイター] 東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、風力発電システム事業に参入すると発表した。韓国の風力発電機器メーカーであるユニスン社(サチョン市)と業務提携するとともに、同社の転換社債400億韓国ウォン(約30億円)を引き受ける。

 内外での再生可能エネルギーを用いた発電システムの需要増に対応する。

 提携により、東芝はグローバル販売網を活用し、ユニスンの機器を拡販する。日本国内のほか、風力発電システムの需要が拡大するとみられる中国、インドなど新興国市場においても拡販を目指す。

 両社は共同で高効率型の風力発電システムの開発に取り組むことも検討する。耐久性の高い永久磁石同期型発電機を活用したユニスンの風車技術と、東芝の蒸気タービン向け設計技術などを融合させることも視野に入れる。

 (ロイターニュース 長田善行;編集 内田慎一)

 
 
 5月23日、東芝は風力発電システム事業に参入すると発表。韓国メーカーと提携することを明らかに。写真は都内で開催された太陽光発電エキスポで。3月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)
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