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松井、失地回復を…佐藤通信員が叱咤激励

スタメンを外れベンチ後方席でチャートを見る松井(撮影・菅敏)
スタメンを外れベンチ後方席でチャートを見る松井(撮影・菅敏)

<ジャイアンツ5-4アスレチックス>◇22日(日本時間23日)◇AT&Tパーク

 【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)】アスレチックス松井秀喜外野手(36)が、ジャイアンツとの交流戦で代打出場し、左翼への犠飛で1打点を挙げた。敵地で行われた3連戦ではDH制が採用されず、出場したのはわずか2打席だけ。絶対的な主軸としては扱われない現実を目の当たりにした佐藤直子通信員が、現場で感じたことを報告した。

 これが「ゴジラ」と呼ばれ、恐れられた松井秀喜なのかと思う。8~14日には6試合中4試合で先発から外され、DH制のない敵地での交流戦では代打要員として扱われた。メジャーでは、選手が起用法について監督に説明を求める場合も少なくないが、「聞くつもりはない」と言う。

 和を大切にする松井だけに、波風を立てたくないという配慮だろう。だが、出番がないはずのグラブを丹念に磨く姿からは“試合に出たい思い”がにじみ出ていた。一方で、周囲が作り上げる枠の中に収まりつつある現実を見ると、寂しい思いに駆られる。

 この日唯一の打席は、1点リードで迎えた8回1死一、三塁。「あの場面だからよかったって感じです。走者がいなかったら、普通のレフトフライです」と本人も苦笑いの打球は、外角に逃げる左投手のスライダーにバットをおっつけ、左翼浅めに力なく上がったもの。三塁走者の好スタートがなければ、最低限の仕事も果たせなかったかもしれない。それなのに、「ま、でも、逆方向に外野フライが打てたのはよかった」と受け入れてしまう姿に、物足りなさが残る。

 ベンチを温める姿を見て、このまま終わってくれるなという思いが、今にも口から飛び出しそうになる。本音は決して表に出さないが、「仕方ない」と言ってしまう松井は寂しい。右腕先発が4試合続く今日23日からのエンゼルス戦で快音響かせ、主砲として失地回復したい。

 [2011年5月24日8時23分 紙面から]

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