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オマル師殺害か、連絡5日間取れず

 アフガニスタンの情報筋は23日、アフガンの反政府武装勢力タリバン最高指導者オマル師がパキスタン当局に殺害されたと述べた。しかし、ロイター通信によると、パキスタンの治安当局高官は殺害は確認できないとしている。タリバン報道官も殺害を否定しており、情報が錯綜(さくそう)している。

 同報道官はアフガン・イスラム通信に対し「オマル師はアフガン国内で安全かつ健康に暮らしている」と明言。「根拠のない情報を断じて否定する」と述べた。同通信によると、タリバン内部でオマル師との連絡が5日間取れなくなったことから、アフガン当局が死亡と判断したとの見方を示したという。

 アフガン側では、オマル師はタリバンとの関係が深いパキスタンの情報機関、3軍統合情報部(ISI)にかくまわれているとの見方が強い。米軍が国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した後、ISI関係者がオマル師にパキスタンを離れるよう求めたとも報じられていた。

 米国などは、オマル師は01年のタリバン政権崩壊後、パキスタンに逃れ、南西部クエッタなどに潜んでいるとみていた。オバマ米大統領は22日の英BBCテレビのインタビューで、ビンラディン容疑者に対して実施したような米国の殺害作戦について、必要であれば再度実行する考えがあることを明らかにしていた。

 ◆オマル師 ムハンマド・オマル。96年から01年にかけ、アフガンを実効支配したタリバン最高指導者。96年にビンラディン容疑者率いるアルカイダを迎え入れ、活動拠点に提供。見返りに資金、軍事両面で支援を受けるなど蜜月の関係を築く。01年の米同時テロ後、米国からビンラディン容疑者の身柄引き渡しを要求されるも断固拒否、同年12月の政権崩壊を招いた。以後、所在不明。米国が1000万ドルの懸賞金をかけるなどして行方を追っていた。

 [2011年5月24日8時8分 紙面から]

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オマル師

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