朝5時半のモーニングコール。
コンピューターで従業員用のWEBに入ってみる。
すると寝る前まで満席だったシアトル行きにドカっと14席もの空席が出ている。
前日と逆のパターン。
ポートランドだのスポケーンだのを考える必要がなくなった。
ホテルを6時半のシャトルに乗って出発。
まだ薄暗い街並み。
山々に囲まれたソルトレイクシティ。
何回来てもその美しさには魅せられる。
そしてシアトルに到着。シュン山口を電話で起こす。
「ちょっとシャワーだけ浴びさせて」と眠そうだったが、
30分ぐらいしたら迎えに来てくれた。
撮影に使う「一脚」を忘れたので「ウォルマートに行ってよ」と頼む。
シュンの住むボストンにはウォルマートがないためもあって
シュンは旅に出るたびにウォルマートに行きたがる。
「渡りに舟」といった感じで「いいよ。俺も行きたいから」との返答。
ウォルマートで買い物したあと、シュンが中山さんに電話。
シアトルのキーアリーナには関係者用の十分なパーキングスペースがないので
いつも金を払ってとめる。そんなこともあって「ケイジさんも一緒に行きたいってさ」
となった。
シュンとチャイニーズレストランでランチのあと私のホテルにチェックイン。
そして中山さんのホテルに行きピックアップ。
中山さんが行きたがったのはダウンタウンにあるジャパニーズスーパーの「宇和島屋」だ。
私とシュンが宇和島屋の中の本屋で立ち読みしていると、
中山さんはすぐに弁当を買って来て「これがあれば幸せ」だという。
私とシュンはお腹がいっぱいだったので、二人ともペットボトル入りのコーヒーと
大福を買っただけ。
「オーバー・ザ・リミット」の会場であるキー・アリーナは宇和島屋から車で10分とかからなかった。
大会のみどころはジョン・シーナVS.ミズのWWE選手権「I quit マッチ」と
ランディ・オートンVS.クリスチャンの世界ヘビー級選手権。
そしてジェリー・ローラーVS.マイケル・コールの「敗者は相手の足にキスする」という
特別ルールでの戦い。
ネタバレはやめておくがオートンVS.クリスチャンは年間最高試合レベルの名勝負を繰り広げた。
恐らくというかオートンのこれまでの試合で間違いなく5本の指に入る、素晴らしい試合。
シーナVS.ミズは特にしょっぱかったわけではないが、オートンの試合があまりにも
素晴らしかったから凡戦にみえてしまった。
この日のメインイベントはオートンVS.クリスチャンにすべきだったと私は思う。
大会後、3人、空港そばで食事。
シュンは午後11時59分のレッドアイ便に乗ってシカゴ経由でボストンに帰った。
私は一泊して明日朝の便で単身赴任先に戻る。
中山さんは明日のRAWポートランド大会と明後日のスマックダウン!スポケーン大会と
3連戦全部に行く形。
さて、そろそろ寝るか。