単身赴任先のアパートには猫好きのルームメイトが飼っている三匹の猫がいる。

2007年の10月、この街にやってきて、
最初の二週間は会社がヒルトン・ガーデンインを取ってくれた。

そしてその後、アパートを探したのはいいが、
希望に沿ったようなアパートが見つからず、
俗に「ローチモーテル」と言われる
安ホテルと交渉。
一ヶ月500ドルで住み始めたが
本当にローチ（ゴキブリ）が出るなど最悪の環境。
それまでいいホテルばかり泊まっていた私は
「俺の人生なんなんだよ…」と思い、
落ち込んだもの。
マジで毎日のように泣き出したいような
どん底の気分を味わった。

四週間に渡る新入社員研修が終わる少し前、
いざ本当に現場で働きはじめることになる直前、
ジャパニーズレストランで知り合った私より20歳近く年上の先輩日本人エージェントが
「ルームメイト募集っていうのを見たけど電話してみない？」と言ってくれた。


空港の従業員駐車場のバス停で「ルームメイト求む」の貼り紙が貼られていたのを見た
のだという。

以前2チャンネルで「バス通勤かよ」と笑われたが、
我々航空会社社員は空港にある従業員駐車場に車をとめて、
そこから専用のバスでターミナルに行く形になっている。

これはどの航空会社も同じだし、パイロットもフライトアテンダントも同じである。

電話して、すぐに見に行ったアパートには三匹の猫がいた。
湖のほとりということもあったが、気分的にかなり落ち込んでいた
私は猫がいる環境に癒されるような気がして、ここに住むことを即断した。

また、ルームメイトが同じ会社で働くフライトアテンダントだというのも
会社の話が色々できていいなと思った部分もある。

何はともあれ三匹のうちの一匹である
スパッツィーを紹介しよう。
かなりのデブ猫であるスパッツィーは
雌猫で14歳だ。これがまた可愛いんだ。

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我々の仲間に猫好きが多いのって知ってますか？
アナクラ氏（宍倉清則さん）、斉藤フミちゃん（文彦氏）、
そして元週刊ファイト編集長のフランク井上（井上譲二）氏…

今日は某航空会社のほうは休みを取ってある。
理由はこれから明日行なわれる「オーバー・ザ・リミット」の撮影のために
シアトルに向かうため。ではまた。